2017/05/05 はまだまだはまだまだだった
ガッコーで落ちこぼれてるのでGWは補習的な勉強をせねばならぬが、でも…どうしても学校の学ぶ事と仕事がリンクしてしまい、流石に「オンオフ」をつけたいために一泊くらいの旅行をしたかった。
が、今年のGWはなかなか日程が決まらず。
「去年のように連休最終日あたりが空いてていいなぁ」と思ってたのだが、6日は土曜で仕事かも?!なんてずるずるしていて…
それでもなんとか仕事の流れも良くなり「6日は休める」と、思ってたら、なんと7日がガッコーだったと後から気がつく。
「ってことは5、6日しか旅行に行けないじゃん」と自然に日程が決まってしまった。
さてどこ行こう。
この日程だと渋滞の影響で遠方は辛い。
ってことは近場?!
ってことで、ちょびっと投げられて、でもって温泉のある…館山にしようと予約をして見た。
すると怒ったのが相棒ちゃん。
「近すぎる!」と。
彼女の中では実家から割と近いために、遠足的な距離であり、それじゃなくとも釣りでしょっちゅういってた場所なのだから、もう少し考えろ!的な感じだったようだ。
それもそうかもしれんな。
キャンセルしようかという話まで出たが、キャンセル代もすでにかかるし。「まぁ今年は我慢せい」ということで出かけることにした。
去年のGWの堤防はお祭り騒ぎだった。
でも今年の事前の情報は壊滅的…らしい。
イカは少し前はよかったらしい情報はあったのだが、イワシが入ってこないという話。ベイトとなるものがいないせいで、それを追う魚が殆どいないそうなのだ。
これはテレビでも似たことを言ってたが、ネットでもあちこちで言われている。今年は天候も急に春が来たなんて言われてズレ込んでいるようだが、海も同じらしい。
黒潮が遠いようで、水温が上がらないとのことだが、去年も似たようなことを言ってたような。人間というのは置かれた立場でものを考えるので、例年を通すとこんなこともあるらしく、自然相手なのだからこんなもんなのかもしれない。
なので今回の釣りは「投げられたらいいな」的なものであった。
朝9時頃部屋を出て…
のんびり南下して富浦についたのが12時半頃。
タテヤマ方面に走っていき…さて腹ごしらえでもしましょうか。
相棒ちゃんは、ホテルの夕飯が「バーベキュー」というのが気に入らないらしい。生のお刺身ならば食べる彼女は焼いた海産物、えびとかホタテとかの定番なのは苦手なのだ。
なので「おすしー!」と騒いでる。
さてどこにはいりましょうか。
普段は朝がたに帰ったり、やってるところが少ないから、少し店を選べる
それでも富浦IC前のとことか、ヤ〇トさんとか入ってみたことがある。
珍しく北条の方に抜けてみると…「あぁハナ」ってあったな。看板をよく見かけるわ。
踏切付近で気が付いて、わかりにくい駐車場に車をとめると、従業員の方が挨拶をしてくる…様相から、大よそ下働きの厨房の中の人だろう。感じのいいお店だなーと思いながら入り口に回る。
人が並んで待ってて…14時から休憩らしいが、まだ13時ちょうど頃。
余裕だなと思いながら、順番待ちの名簿を探す。待ちは…2~3卓街か…と思いつつ名前を書こうとすると…ペンがない。
…店には仰々しい張り紙。
「パソコン携帯電話禁止」と。あーこれ通話のことじゃないな、ネットの事だろう何かあったんだなと容易に想像できる。
すると女将らしいバーさんが
「ちょっと!扉しめておいて!2時から休憩なんだから、客が入ってきちゃうから」と私に言う。入り口付近にいたお客にもお構いなしにバタン!と。入り口付近にいたカップルは怪訝な顔をして散っていった。
…わたしゃ従業員じゃないよ?
客の前で「客が入ってきちゃうから」って、虫ケラのようなその言いぐさって…なに?!
…何だこの店?!
旅行先で腹をたててもなんなので、早々に店を出た。
「こんな店でくうもんか!出よう!」
周囲を検索すると、即、ほど近いところに良い店が見つかった…
館山駅前。開発されたであろうキレイなロータリーの方。
別に気にもしないが、言葉使いも対照的にやたらとちゃんとしている。
たぶん近所の「その辺」のお店をあえてわきまえているのだろう。
確かに同様に電話での問い合わせに14時半からラストオーダーを仕切りに言ってはいたが、とはいえばお寿司は出るらしいから板さんはいるのだろう、問題はない。
出てきたお寿司も、この周辺では我が家の中では一番二番だったと思うし、とてもおいしいし…ここは大絶賛だな。駐車場も無いようにみえて実際お店の裏手にあるし、有料で停めても100円そこそこ。ここはおススメ。ぜひ近くに泊まって夜にここで飲みたい。
そういえば思い出した。
かれこれ20年以上前か…
私が19とか20歳の頃…
初めて女の子とデートでドライブに行った先がこの辺だった。
当時は携帯もない時代。どこのお店に入っていいかなんてわからず、適当に入ったお店で…お刺身を頼もうとすると「アレはない、これは無い」と。「じゃぁなんならあるの?」なんて当時は言えないから迷ってると「品物決まってから呼んでくれ」と捨て台詞をはいてテーブルから去って行った。で、結局頼んだのがマグロのお刺身で、冷凍でカチカチ。今なら「じょうだんじゃねーぞーぅ」となるけども、当時は「二度とくるもんか」と思っただけだったもんだったなぁ…。
実際、観光地というのはそうゆう些細な「ツケ」がまわってくるものだと思う。
そりゃ我々は観光客かもしれない。いくらその店がおいしくても他にも選択肢があれば、二度と来ないかもしれないが…言葉使いひとつで雰囲気がダイナシになる。
あとでネットで見れば、前のお店は笑っちゃうほどさんざんなことを書かれていた。
人の最大のパワーというのは「怒り」であり、行動にうつしてしまう。「おいしかった」なんてことはめったに書かれない。そんなのを期待しては駄目で、ならば、その逆を受け取れば良い。「怒りや苦情」を真摯にうけとめ改善すればいい。ヒントはそこにありとってもシンプルで簡単なことだ。それを店側が批判するのはまだ余裕があるからである。まぁこの店がどうなろうが私のしったこっちゃないのでどうでもいいのだが、その軽はずみな一言が、まわりまわって地域までをダメにしてしまうのだ。
別に「〇×でございまぁす」とか、後の店の言い回しみたいなのはちょっと過剰な気もしたのだが…普通でいいのだ。
それが出来ないなら観光客はお断りとでも張り紙をしておけ。
ほんのちょっと気を遣うだけでも、お互い気分よく過ごせるのに…どうもこの近辺は悪気はないのであろうが、そうゆうところがあるのが損をしていると思う。
私好きなのよ、タテヤマが。だから余計に過剰にそう思う。
いつ行ってもキレイな海。キレイな自然。地域の方々のおかげだと思う。
だからこそ、そこでご飯を頂こう、お土産を買おう、などなど思うものであり…それが雇用や産業につながって、更に良い街になってくれたらうれしいと思っている。
美味しいお寿司を頂いたので、気を取り直して…
ハマダマダに向かってみる。
時間は15時頃。
天気もよく、風も心地いい?大変気分がいいのだが…
潮が悪いのか、赤潮が少し澱んでるし、濁ってる。
夜光虫のあと という話。他では「夜はキレイ」という話。ハマダマダでも夜光虫が観られ幻想的なのだがラインが光ってどうしようもなくなる…が、でもまぁキレイなので許す。ただ…これらを食べにくる魚が入ってきてないってこともあるのかな…。
第一コーナー付近で場所があったのでそこで投げてみるが…海からの風がくるくるまわる。そのうちに漁船がきて、第一コーナー沿いに何かカゴとブイを投入し始めた。
…釣りにならん^-^;;;
墨跡は…コウイカシリーズらしき派手な墨跡が少しある程度。
でも、投げてるだけでも気分が良く…
夕刻が近づくにつれ…防寒装備で大きな網をもった方々が次々ときて…
ジギングなのだろうか。とはいえイワシが差し込んでる様子もない。
黒潮の流れの様子がイマイチなのだそうだ。
それに、確かに誰かが言ったよな。ここは昔に比べて藻が少なすぎると。
ボートの方々も釣果はイマイチだったようだ。
18時頃 あがることにした。
宿はタテヤマリゾー〇ホテル。ハマダより少し千倉よりに走ったところ。
設備は…お世辞にも新しいものとは言えないが、それでも、まぁ夕飯はバーベキューだったり、大浴場が温泉だったり、工夫をされていて悪くはない。
あれだけワーワー騒いでた相棒ちゃんも、十分楽しめたようだ。
ホテルは地域の方がGWということで「助っ人」に来られているようで。
やっぱり言葉遣い等を非常に気にしちゃってるところがあるようで、逆にかたっくるしく、たどたどしくなっちゃって面白かった(もちろん笑わんよ?w)。
翌朝…
外を見ると海からの風が強く。
釣り所じゃないことが容易にわかる。
なので、さっさと北上をして…
一応通り沿いなので、乙を覗いてみるものの…
人が多くて「そこで釣ったら船きて怒られるよ?」というところでもやってる。
もともと乙で釣れるとは昔の情報以外に聞いたことないし、投げるところもないので覗くだけでスルーをした。
千倉のあたりでお土産を買って…
鴨川までドライブ。
途中程よくお昼になったので…
適当にお店に入ってみる。
金目のぶっかけ。
たまごがけごはんで頂くスタイル。
とても美味しく頂いて、お昼にはちょうどいい贅沢。
「さてもどろー」
ということで、相棒ちゃんの実家を目指す。
と。あれ?!みたことあるよ?ここ…
と思ったら…
そういえばこんな番組で紹介されていたとこ。
春先にこんな番組をよくやっていて、そういえばハマダマダの隣の堤防の旅館も紹介されてたもんね。それをみて今回「タテヤマに泊まる?w」なんて笑ってたのだけども、ほんとに予約したら相棒ちゃんの機嫌が悪くなったというオチ。
石塚がお肉を食べてた店の前を通り…
ナビはそのまま峠道へ案内。
「清澄養老ライン」という道へ…
私も初めてこの道を通ったが、いやぁ見事なまでの峠道で。
車一台がやっと、すれ違いが出来ない場所も出るような そんな道だった。
途中、上記の番組で出てきたこんにゃくやさんや、旅館の前を通り…大滝を抜けて…
途中「あのハートの滝いく?w」なんて話もでたが、そう見えるのは朝だけらしいし、普段はただの…なので却下w。
相棒ちゃんの実家によってお茶を頂いて…
その後下道で帰宅。
途中コンビニでおトイレを借りたら…ぶちまかれていた。
「マテマテマテ だれよこんなことをしたのは!いくらなんでもこれはヒドイ」
我慢できずに飛び込んで、大暴れしてしまい致し方なかったのかもしれない。
が、コンビニは「好意」でおといれを貸してくれているのだ。それが「商材」となっていようが、おトイレ掃除は誰がするのよ?。
「だからGWは…」となるんだろうなぁ…。
その後無事帰宅。
翌日、学校が終わり、連休最期だからと軽く外食にいこうとすると…
お店は皆予約不可。もう混んでるのだそうだ。
なのですいているであろう郊外型のお店に連絡をして行ってみると…
家族連れの宴会が2か所も。
店員さんもてんやわんや。
普段はバイト君風なのがいるのだが、それもいないようなので大変なのだろう。
ビールを頼んでも10分以上待たされたり…
それでも忘れてないようなので我慢をする。
十分酔っ払った頃…他の客のほとんどが帰っていった。
女将さんがきて「やっとおわったー」って。我々は宴会のことかとおもったら、GWの意味だったらしい。「お疲れ様でした」と雑談。そんなに面識はないのだが…。
そうなんだよね。
商人にとってはGWはただ忙しいばかりで…
私も普段、GWも仕事というケースも多いのだが、特に儲かることもない。
ただただ忙しいばかりだもんね。
GWは出かけるもんじゃないね。
なんだかそう思えてきた。
ハマダマダも、釣り人側も考えるべきだと思う。ただ混んでるだけだし、駐車スペースではないカラーコーンが置かれている内側に車を駐車させたり…そりゃ地元の人も怒るわなぁ。となると、まわりまわって「オマエラくんな!」となるだろうし…
…招かざる客…
「観光客ウェルカム」とならない人も多いのかもしれない。
最終日に行った居酒屋での話。
女将に「ネットで宣伝しといたよー」と言ったら「ネットも…ねぇ」とちょっと迷惑そうに言っていた。確かに人がわんさかくれば、手が回らない。ネットあたりで情報を得た人は、何かクーポンがついているかのように過剰なサービスを求めてしまうかもしれない。
勝手な過剰な思いで来られても…期待外れということもあり…それをネットに書いてしまえば…悪評しか増えない。 そう考えると…余計なお世話だったのかもしれないなぁと。
なかなか難しい話ですな。