2016/11/20 ヒイカ調査7(バシコー編)
ネットでも常に検索をしているのだが、あんまりいい話は流れてない。
一杯二杯なんてのは釣れたのうちに入らないから情報の判別が難しい。
というのは、一杯二杯の釣果をバカにしているわけではなく、なんだかんだいいながらもヒイカは年中釣れることがわかってきた。いつでも堤防付近にはウロウロしてる個体はいるのだと思うので。なので1杯釣れたからといって「群れが港に入ってきた証拠」なんていうのはちょっとニュアンスが違うのだと思ってる。
またこの時期は寒くもなり、行っている人数も少なくなるので当然情報も少なくなる。しかし、「千◯港あたりでは人が大杉!」…なんていう情報もあたったが、どうなんじゃろか?。見ず知らずの人の情報を解析・判断するのはなかなか難しく…
でも先週末にダメだったのは我々だけではなさそうだ。
さて、どうしたもんなんだろうか?。
ヒイカ師匠に状況を尋ねたが仕事が忙しかったそうで、いい情報がなさそうだ。
釣具屋のガセネタさえ今年は控え気味なような気がする。去年の今頃は釣れもしないのに大騒ぎをして、叩かれ気味だったもんな。
よく考えたら釣具屋もたいへんだ。自然相手なので何がどう釣れるかなんてわからないもんな。
土曜日。
朝から雨。思いのほか降っていた。毎朝仕事場に行く際に小さな川を渡るのだが、川の水量が増えていた。この川の先は沼なので、直接の参考にはならないけど、でも、つい数時間前に、短時間にどれだけ降ったかの目安にはなる。
雨は仕事にも差し支える程だったが、昼過ぎには上がり…夕方からの出撃は…やめた。
やっぱり雨は影響があると思う。
海面の雨というよりは、河川からの流入の淡水。でもって濁りやゴミ。いつもいく師匠のホームは横が河川になっていて、流れ込みの向きの関係で釣果が左右されるのがわかってる。まぁどこでも大概の海や港は河川とつながっているので、あんまり前日や雨の日は良いとは思えない。
この日はヒイカ師匠も出撃はしなかったようだ。
日曜日
午前中に用事を済ますが…気が付けば14時。
遅めの昼食を頂いて、ちょっと考える。
いつもの場所は…間違いなく昨日の影響が出ていると思う…という読み。
ならば、全く違うところを覗いてみようかという考えが出てきた。
ということで、バシコー。
関東の40~50代の方の車好きならば、必ず「なつかしぃ」という響きの場所。私の頃は既にクランクになっていて、そこで走ったり眺めたりしたものだ。
そういえば関係ないが、少し前に師匠のホームでの話。たまにスキール音等がし「うるさいな」と思ってたら、この時は「聞き覚えのある音がするな」と。ある特定のエンジン形式の音ならば今でもわかる。
帰り際に覗いてみると「〇浦」だった。過去には千葉県内では有名な直線コースで「あーここだったかぁ」と懐かしんだ。私が最後に来たのは15年以上前か。
帰り際に覗いてみると「…あ、知ってる人がいる」。とても狭い業界だったのでわかる。私は仕事の忙しさと、どっぷりハマっていたこの手の物からあえて足を洗ったのだが、今だに元気にやってるのだなぁと…。
よくよく考えてみたら妙な話で。
まぁ土地勘があるから…といえばそれまでなのだが、すっかりそっちの業界から離れても、似たようなところにいくものだ。
…さてさて…
車を走らせて、グーグルさんに尋ねると…なんでも高速を使えとな。
マテマテ、高速なんて使うところじゃねーだろう。
ちょっと行けば県道1本道なんだよ。
そう思って走らせると…事情がわかった。
昔は夜なら片道3~40分。日中でも1時間弱というところだった。もちろん飛ばさなくともいいドライブコースだった。
しかし今では…交通量も交差点も渋滞も増え…1時間半もかかるのだそうだ。
…だよなぁ。あれから相当経ってるもんな。
昔はさぁ一晩で往復だってしたもんだぜ。
バシコー、イナゲ、マクハリ…気分転換のドライブコースだったんだよなぁ。
あれからひと昔…ふた昔か。
結局1時間ちょい。だったら師匠のホームと変わらない。高速が流れていれば気分も全然違う。なんとなく失敗した感…大。
気分を入れ替えて…バシコーを覗く。
が、正直ちょっと「無い!」と思った。
地元と思われる高齢の方の我が物顔の運転。狭い港内、ちょっと覗くだけで2度程危ない思いをした。
少し前までは「休日以外は立ち入り禁止」になっていたが、今は「最近書き換えられた看板」が目に付く。多分ここも近い将来、本当に立ち入り禁止になるでしょうなぁ…。
さすが天気のいい夕暮れ。場所はぎっちり。
でも我々は投げ釣りではなく船の合間でできる為、場所は見つけられる。
エギをやってた人達でヒイカが釣れてるのが見えた。期待できそうだ。
入ってすぐあたりに釣り座をかまえる。
すぐに夕暮れになってライトオン!
相棒ちゃんは「釣れたらやる」と言ってウロウロしていたら、即私に1杯あがった。
「お!いいね」
でも、なんとなく居つきの個体のような気がする。
目の前に落とされて、抱き着く…そんな感じか?
しかしその後が続かない。が…ライト効果でベイトがたくさん寄ってきている。シーバスは少ないようだ。
とってもいい雰囲気なのだが…
小さな小魚がぐるぐるまわってる…のに…んーー。
アタリは多少あるものの、乗ってこない。となりでエギを投げていた人も釣れてる様子はない。
どうしたものかな…。
と、海を覗くと、なんだか浅い気がする。
ちゃんとタナ(底)をとったのになぁ…と、釣り座を相棒ちゃんに任せて周囲を見に行くと、右手に向かって少しずつ深くなっているようなのに気が付く。エギで投げている人のほとんどはバケツに水をはっているので釣れてはいるのだろう。
戻ってくると、相棒ちゃんが1杯上げて満足してやがる…w。
「移動だぁ!」
奥の方に場所があいていたので場所を移動してみる。
係留されている船のライトがまぶしいくらいでどうかなぁとも思うのだが、深さは申し分ない。
移動をして釣り座をかまえて…サクッと1杯あがった。
「やっぱコッチかぁ?!」
さっきまで空いていた周囲の場所に人がどんどん入ってくるのだが…
…釣れてる様子はない。
隣の人は、まるでアジングのようにシュッと音をたててエギを投げるが…成果はないようだ。その先の大声で話してる人らも…声は聞こえるが釣れてる様子はない。
21時…気が付けば満潮。潮の流れはとまってる。
スマホをみると…師匠はホームで4杯で終了とな。
やっぱ今日も渋いのかな…
ちょっと「下げ」だけやって様子をみようと…30分強。
風も冷たくなってきたので「かえろー」と引き上げることにした。
引き上げながら車で様子をみていると、後から入ってきた人が、ダブルチャンスシリーズのスッテ側で1杯上げた直後でオタオタしていた。
やっぱり「釣れは」するようだけど、ただ数が伸びない…そんなところか。
たぶんだけど、底にジッとしてて、目の前に落ちたスッテやエギには抱くけど、泳ぎまくって移動したり、移動しながら食ったりはしない…そんな感じかな?。
そのうち「食」のスイッチが入って暴れまくるのだろうけども、なかなかそこまで至らないそんな感じもします。
ということで今回は3杯で終了。
帰りはスイスイ帰ってきて…
往復70km位。
距離的には近いのだけども…なんとなく雰囲気は…うーん…。