ロッドを改造してみる5
実は…かなり前にガイドをつけ、仮の形にまでしたものの…
気に入らなくって全部やり直しとした。
その間の写真がないのだけども…
酔った勢いで結構すすめたのだけどもな…
気に入らなかった点1 スレッド糸について
「あまりお金をかけるべきではない」と考えていたので、けちけちでやるつもりで、必要最小限ので…と、カーボンロービングでガイドを固定した。
他でも参考文献を読んだので…
しかしこれ、参考文献の方もちょっと間違った解釈をしてたようす。
というのはロービングはあくまでも繊維の束であり糸状にはなっているものの、糸ではない。ガイドを繊維の塊を接着剤でボテッとつけているだけなので、結局のところそんなに強度がない。FRPの知識があればわかるのだけども。
なので形はすべてできたのだけども、一か所、スルっとガイドがズレたことを切っ掛けに、全部外してしまった。
気に入らなかった点2 チタンティップの曲がり具合
ガイドを付けた後、どうも穂先を知れば知る程(かスティングで穂先を触れば触るほど)謎になってきて…継ぎ目よりも穂先方向にカーボンを巻いた。
ガイドを付けた後なのでカッコは…後回しで、論より証拠というか、答えを探求したく、酔った勢いでいろいろ進めてしまった。
そもそもカワハギロッドとはどんなの?というのを知りたくなり、だったら一度ベースになるものを買おう…ということでロッドを購入。
で……なんだか少しわかった気がするの…ワタシ♡。
見えにくいけど…
ここまでやったけど… うーーーん
かスティングでリールシートを買ってて…
本当はスケルトンシリーズの奴を買おうと思ってたのだけども…
店頭で心が折れてしまった。
なんだか急にバカバカしくなって。
で、一番最安値のリールシートにすることにした。
なんだかコンセプトがブレブレで…
どうもロッドメイク自体を私は勘違いをしていた。
間違いなく専用ロッドを買ったほうが安いのだ。
コスパとかではない。
全くの別の趣味のものだと捉えるべき。
個々の部品は安い気はするが、積み重なると相当高いものになる。
なので、「流用すれば安上がり…」的な考えでロッドメイキングは捨てる。
だったら。
ちゃんと趣味として作ろうと… 方針転換をした。
まずカワハギロッドを学ぶことから始めた。
なんて偉そうに書いてるけども、専用ロッドで釣りに行ってみたかっただけ。
のが、前回の釣行「3」である。
まず買ってわかったのだけども、9:1という考え方。
簡単にいうと1の穂先の部分が極端に柔らかく、9の竿の部分が一切曲がらなくとも9:1は9:1だということ。
もっとわかりやすく書くと、1の部分だけが竿で、9の部分が鉄の棒でも同じ。
むしろそれがわかりやすいかも。
1の部分だけ曲がり、9の部分は魚に対してガチガチな硬さ。
8:2も同じで、2の部分、つまり柔らかいところが長くなる。
ここで7:3…という話になってくる、ワタシの回でいうと2回目。
タイラバ用の軽くて柔らかでしなやかな竿なのだけども、3の部分が長すぎるのと、このあたりになると7:3として全体でしなるようになる。
つまり、アタリがわからない…アタリが竿全体で吸収されてしまい、視界では見えない。
7:3といえば竿としては理想。
だからこそ他でいい竿を持っていれば「代用竿でいいけるんでは?」と考えてしまう罠。
たかだか大きくても30センチ程度の魚である。
でも、よーく考えると、タイラバ、つまり タイは大きくなればカワハギの倍程の大きさになるわけで。
安竿でアタリがわかりやすいのではなく、安竿さ故に9:1の1の部分、カーボンでピンピンではなくグラスでしっとりで、アタリを読み、釣りをしていると考えた方がよさそうだ
7:3になると長さ的に弱いアタリが吸収され、全体的でぼやけてしまうのと、カーボン素材ということで釣れなかった2回目ということになる。
だからグラスの7:3のロッド、つまり1回目は7:3といいつつも8:2位で参考にならないけども、グラスだから辛うじてアタリを拾えたのだろう。
「いやいや今のカーボンロッドはよくなってて…」と書いてあったのを見たけども、それとはむしろ関係がないと思う。
9:1の1の部分、グラスの部分で釣りをしている。
だから3000円の竿でも専用ロッドで十分という理屈が通る。
なので、専用竿を持っていないのであれば、船宿で借りるべき。
3でも代用竿で苦労されている方がいた。
貸し竿代1000円…買っても3000円から。
浦〇からのカワハギ船って高いもんね…わかるけどさ。
でもって。
トモに座っていた常連さん。船宿から借りたの?みたいな方と…私たちとは釣果は一緒。
でも左舷にいた常連さん達は明らかに釣果が違う数名の方がいた。どういった具合だろうか…
ここがポイント。
道具のせいにするわけではなく…
ヒイカロッドを作る際に呼んだ参考文献がある。
最盛期…今じゃありえない数が釣れていたという。
一晩で一人100とか、多い人は200とか。
数釣りのものだったそうだが、どうしても釣果に差がついてしまうのだそうだ。
そこで穂先をグラスにして…なのだけども。
「上りの釣りだけではなく、下りの釣りでもアタリを拾うんだよ」
その方の師匠はそうおっしゃったそうだ。
通常、しゃくって上方向にロッドが動けばラインにテンションがかかり、ピンピン!と小さなアタリなんて誰だって拾える。問題はそのテンションを緩めてフォールさせている時も、アタリを拾えというわけ。
確かに、柔らかそうな、それこそチタンティップっぽい高そうな竿を持っている常連の方との釣果の差は、腕の差以外ではそんなところで現れるのかもしれない。
また下りのアタリとか…わかんないんだろうな…きっと。