気楽な釣り日記

いろんな趣味があるうちのつりの部分だけを特化させたブログ…のつもり

ロッドを改造してみる(3)

「もう少し入るかなぁ?」といろいろ考えてみた。


もはや仕事の休憩中はロッドビルドのことばかり調べてるw。


チタンティップ側を削りテーパー状にして、そのテーパー形状に適合するようにロッドの先を削る…のだけども、結局のとこ接着剤を入れちゃうし、あんまり関係ないのかな?というラクな判断に近づいていく。なぜかというとCFRP、カーボンとはいえ所詮こんなの樹脂、接着剤の塊だし。


だけども、外径がテーパー状になっているということは、内径もテーパー状なのだろう、少しでも接してる面が多い方が有利…と思い、φ1.3ミリのピンバイスをホムセンやあちこちで探したのだけども見当たらず。


仕方ないのでネットで取り寄せてみたら「スッ」と通ってしまって…ガッカリ。
穴をこれ以上追うのはやめて、ピンバイスで掃除をしてみたら9㎜程度までチタンティップが入り込んだので良しとした。ロッドビルダーの記事をみていると15mm位の範囲で削り、それよりも少ないくらいで接着していると読めるのだけども…うーん。


差し込んでみたらキュッと入って抜けなくなることもあるので、これ以上追うのはやめた。



こいつを練り練りしてサッサと固定させてみた。
気が付かなかったのだけども、チタンティップの反りとロッドの反りが結構あるので、それを目視でチェックしながら接着、固定。


これだけで結構な強度がでているっぽく…


9:1~8:2くらいのしなりで「にやり(・∀・)」なのだけども、どうもチタンティップと継いだところが自然なカーブではない…のは最初からわかってたので、この上にカーボンロービングで補強をしていく。

テープはクリアラインテープという、自動車塗装用のラインを入れたりする際のマステを用意。これは紙では無いので切りづらいが、接着剤と巻き込んだ際に切れにくいという利点があるそう。



ところで。
補強をする際の樹脂で迷ってしまった。
棒ショップ推奨なのは、ほんちゃんのFRPの樹脂。
ほんのちょっとしか使わないのに値段が高いのよね。たぶん使わないで殆どダメにする。FRPって案外日持ちしない。特に硬化剤は…ね。
なのでいろいろと調べていったら「エポキシの接着剤を薄めたら同じ」という案。
接着剤は粘度があるけども、棒ショップは「粘度を嫌い、その樹脂を」と書いてある。
なので接着剤を薄めれば…と。なるほどね。ルアーのコート等で定評があるとのこと。しかもうすめるのは「除光液でいいのでは?」「100均にあるじゃん」とのことだそうだ。


それはそうだろうけども…
この手のものというのは溶けりゃいいという問題ではないと、昔の仕事柄。
シンナーとか溶剤ってすごく難しく、目で溶けてるように見えても、本当に溶剤をぶち壊している事も多々ある。で、何かどうかって成分を聞かれてもわからないのだけども…


お嫁ちゃんのネイルの除光液で試すことに。


とかしてみて…
瞬間で「はいダメー」と。


これ。手荒れしないような配慮で、臭いが化粧品寄り。
ローズマリーエキスとか、なんか入ってるらしく、若干色がついちゃってる。

…老眼で読めないけどw


で、アセトンでいいのかというと…それもどうやら違うようで。
溶けるけど…白濁したり、硬化の感じがおかしくなるのはダメな樹脂だとのこと。


しかたないので、近くのブンブンちゃんで買ってきた、エポキシ樹脂専用うすめ剤

カーボンロービング、繊維をグルグルッと巻いて…
樹脂を適当な皿にだし、まぜまぜ。
そこにうすめ液でのばして…筆でぬれるくらいに。
カーボン繊維にしみこませ、硬化させる…

ウエットカーボン…というか…
FRPの要領。


形状が汚くたって構わない。
とにかく繊維の中に接着剤をしみこませることが大切…だと思う。
どちらにしてもまた削るし、この上はガイドをつけてまたロービングを巻くことになる。



つづく。

×

非ログインユーザーとして返信する