2015/11/29 勝山/船アオリイカ
ここいらでハッキリしておきたかった。
「なんでアオリイカが釣れないの?」と。
もちろん上手な人は釣れるのであろうし、私なんぞへたっぴだから釣れないのは当然といえば当然なのであるけども…なんか納得いかず。季節もあるはずなのだろうけども…
季節?ポイント?…いろいろ考えてたら、一度プロの下でやるのもいいかと考えた。
…船…テレビとかで出てくるアレ。
「一度は行ってみたい」と思っていたのだが…未知の世界なので飛び込むのに躊躇していたが、この先ドンドンと寒くなるし、ここらで一発行って見ようと考えた。
ネットでちゃららーっと検索。
良さそうなお船発見。初心者でも優しそうだ。
イマドキなのかな…サイトではウエルカムムード。初心者・女性でも安心 歓迎と書いてある。
少し前までの船宿と違うのかもしれない。昔の船といったら漁師さんの延長で…みたいな感じだったもんなぁ…話しを聞くだけで躊躇するくらいな。なのであえてここを選んだ。
「中オモリで釣る・午後便・竿とかレンタルあります」とのこと。
ほうほう…とりあえずやるのには竿のレンタルはいいね。
ということで、カンタンに道具を用意。
中オモリ、あんまり使わない3.5号、4号のエギを買い込み…
中オモリはサイトに8~10号とかかれてた。ネットで調べてたらちょっと軽い?と思ったがまぁいいかと。リーダーは何号とまでも指示がなく。手持ちに1.75があったので2号を買っておく。長さはどれくらいなのだろう?2m~4m位なのかな?わからんけど まぁこの辺はなんとかなるか。
長靴はもってなかったので防寒長靴を購入。
あとはレインスーツを上から着ればOKだな。
船で様子を掴めば、他の釣りも連れてってもらえそうだもんなぁ。
ということで行ってみることにした。
日曜日。
無駄に早く起きてしまう。楽しみで仕方が無い。
週末から楽しみでしかたなかったのだ。
2度寝すると「13時で起きた」という夢を見てしまい「やばい」と思って飛び起きる。
まだ7時w。「もーね 出かけちゃおう」と。
8時頃出発。
勝山港には10時頃到着。
天気はよく、風も波も少ないはず。その数日前には荒れてたそうだけども、絶対いい感じだよなぁ…
先に船の席順札をとって、あとは待ち。
ここには夏ごろ一度偵察に来たことがあるが、車を停めるところがないほどいっぱいで、偵察をやめたことがあるのだが…。
水が綺麗で小魚たーーくさん!
ふぐとかカワハギとからしい。「何かつれるかな?」狙いの人のバケツを覗くとアジとかちっさいなにかで遊んでいるようだ。
テトラの上にのって、少しエギを投げてみる。
周囲にもエギンガーがいらっさるが…なんとなく投げてる感じ。
雰囲気はとってもいいんだけどなぁ…堤防に墨跡が少しある程度。
なので、暇だし、小魚で遊んでみようかと。
近くのかたがコマセを手前に投げているので小魚が集まってる。
ソレを見ているだけでも面白い。
「五目釣りセット」なるものを持っていたので、ゴムのイソメモドキをつけて投げると、ついばむようでなくなるが、ハリは大きいのかw 釣れることもなかったが、それを眺めてノンビリするのもいいかと。
で、周囲を偵察し、ごはん。
漁協直営の「なぶら」サンってところの海鮮丼。
ここ数回の中で食べた海鮮丼の中では一番おいしかった。
相棒チャンは「お刺身定食」を捕食。ねたはほぼ同じ。
さて本番!
14時集合なので、まごつかないようにと13時半頃受付にいってみると、家族らしき人はいるが尋ねても「船長がいないから」とか「その辺でまっててくれ」とか…よくわからん^-^;;;
待っていると、午前中の便が上がってきた。
「暑い」と思うくらいに着こんで待って…
私は船はあんまり良い想いがなく…気持ち悪くなる。観光船も苦手なほう。
相棒チャンは船には強いとはいうが…
ここまではノンキだったが…この後は壮絶^-^;;;
この船に乗るのかとおもったら、後から違う船がきて、これよりも大きい船。
「すげー」と思ってみてると、降りてきたのが船長らしい。バタバタしてる。これに乗っていくらしい。
船長が受付を済ませ、「あ、竿ね。船に乗り込んでください」と。
特に説明もなにもない。
…周囲は常連サンと思われる。
飛び乗りが多く10人程度乗船しただろうか…
竿を「はい」と渡されて…受け取る。
はい、と、渡されても…なぁ。あ、スナップはついてるか。
「中オモリある?」と聞かれ「あります」と言うとそれっきり。
リーダーは適当に用意して…
船長も忙しそうだ。
船を進めながら「今日は中オモ…リーダ……」スピーカーで何かいってるが3Mくらいといってた?なにが?…あぁリーダーか。2Mくらいにしちゃったよ。竿短いし。まぁいいか。
10分ほど沖に進ませて…「3…どう…」
「どうぞ?」といったのかな?周囲をみると落としはじめてる。
同軸かぁ。とりあえず落とすか。
まずリールがわからないと騒ぐ相棒チャン^-^;;
いわゆる同軸リールは使ったことがなく。カウンターもついてない。
船長の下でやるものの、スピーカーのアナウンスが全く聞こえず、私も聞き耳をたてながら説明をしているので、「え?え?」なんてやってるので「これはさ…」と教える。
まぁゆっくり教えるか…と。
とりあえずラインを出して…そうそう。
船長が「20m…25m…」等と言うが、スピーカーの音がよく聞こえん。
隣の人がバタバタと2杯あげる。
あたったら「せんちょー」と呼ぶが…来ない。
せんちょードアを閉めちゃってるから…w
私もどうしたらいいかわからず、見かねた反対側の隣のおぢさんがすくってあげてたけど、墨を吹かれて2人ともまっくろ。あらら。でもすげー!大きいのあがるなーなんて思ってみていた。
中乗りさんといわれる助っ人さんもいないようだ。
網ですくう船長も来ないのだから、当然我々を面倒を見てくれる人もいない。「スタッフ3人で乗るようにしてます」とサイトには書いてあったのだが…(←これは後から読み直すと勘違い。船頭3人体制で…というだけ。)船長は電話だのアナウンスだの忙しいようだ。声をかけるのも悪い。周囲に聞こうにも、周囲も揺れに耐えて自分のことでいっぱいいっぱいなよう。
スピーカーの音が良く聞こえないが、周囲に迷惑をかけないように、見よう見まねで…
見かねた船長が降りてきて「おしゃべりしてるから聞こえないんだ。色の継ぎ目が10mごとで…あぁぁそこまで出したら出しすぎだよ! 別に根はないから底でもいいけど…」
「???」
私自身それを理解するのに時間がかかった。
「中錘って、底についたら少し巻き上げてしゃくってねらう」と調べておいたのだが…違うのね。
「20mと言われたらラインを20mにして!」
「20mと言われても…」と相棒チャン。
船長の言い方も言い方で…凹む相棒チャン^-^;;;。
ラインの色を良く見て…というが…渡されたリールで何色が何Mなんて出してみないとわからず(切れてれば違うからね)、私も私でいっぱいいっぱい。とりあえずラインの色を覚えようと1m毎を数えたりしているうちに…相棒チャンのやつとお祭り。
解いていると…横ゆれが酷く、だんだん気分が悪くなり…
相棒チャンが先に戻してしまった。
私も相当気分が悪くなり…でもここで気分が悪くなると初心者代表としてwカッコワルイので我慢。
相棒チャンはトイレに消えていき…一度戻ってきたが「やっぱりだめ」とその後戻ってこれなかった。
私も横揺れとの戦い。
場所を転々と移動し、ラインの色に慣れてきて、深さの調節に慣れてきたが、あってるかどうかなんてわからない。うす暗いからラインの色なんて違いがよくわからないもの…。
「底が何Mで20mを狙え」とかいういい方ではないので、釣り方を理解するまで時間がかかった。魚探でみえるのでソレを狙えという意味なのだろうけども、周囲をみていると、船長が言っている深さの調節をしているようには見えない。どういった具合なのだろう?時折ピピッと電子音が聞こえるので、深さ表示のリールなのだろうか?。エギの色も推奨も特になく。つれた人のエギ色をアナウンス。
離れたとこに座ってたおぢさんが「アジカラーってどんなエギ?」と隣でそれで釣れた人のエギを見にきていた。私はアジカラーなんて持ってない。金テープのことらしい。しかたないので真似てイワシカラーや金テープでやってみる。
周囲を見ていると、常連サンらしき人もキツイのだろう。時折遠くをみている。
日も落ちて…まっくら。凄く寒くなってきて…
で、殆ど覚えておらず 18時半頃終了。
隣の方が3杯あげ…その後ろの型が1杯、見えないトコにいる人は1杯、並びの人が1杯…あとマルイカ?らしきのが1杯…こんな感じ。我々と数人の常連サンはゼロ。
乗ってたおぢさんも「何人ゼロだ?ぜんぜん釣れてないもんなぁ…」と。
…船でもこんな程度かぁ…。
だもん、陸ではもっと厳しいよなぁ。
ちなみに…今日サイトをみると、釣れてたっぽく書かれてる。まぁ文章は書き方一つってやつよなぁ。
かっ飛ばして港まで帰るものだから、風で凄く寒く…
何かアナウンスしたナァとおもいつつ、2人分の片付けにまごまごしていた私。片付けている最中に電気は消され、気がつけば周囲はどこかにいってしまった。
後で気がつけば風を避ける為に中に入ったらしい。
私は風に耐えるのに必死。
相棒チャンも一番後ろのデッキで寒さを堪えて座っていたら「中に入っていいのに」と最後のほうに言われたそう。
…そんなの先に言ってよ^-^;;;
船は完全に常連向け な。
釣れなかったから言うわけじゃない。というか素人だもんぼうづは覚悟していたのだが…
…勝手がわからず、逆に何か足手まといな感じで…迷惑をかけないように大人しくやってたけど…サイトに書いてあるような優しい雰囲気はなく、こちらとしては頭でっかちで感じが悪くならないように、と、考えてた。船とか地方って独特の釣り方があるらしいし、ネットで調べても情報が沢山ありすぎてどれと言うのが絞れなかった。
サイトで雰囲気が良さそうなところを探し、予め初心者だと伝えておいた。船長に聞けといったって、のっけからあの言い回しや雰囲気じゃ聞こうにも聞けず…「もういいや」って感じだった。後から考えればメール予約の返事の時から文章に挨拶も何もなく短文のみ。この時気がつけばよかったなぁ。
竿も「あわない竿を買うくらいなら最初はレンタルで」なんて書いてあったけど、貸してもらって言うのもなんだが、レンタル竿自体どうかと思う代物だったし、あうもあわないも、だったらリールもカウンター付を買ってったよ、安いのでいいんだし^-^;;;。なれる迄、ラインのカウントするだけで精一杯で…それだけで酔うんだから…。
私は下手に出てモノを考えるほうだが…これが現実のよう。
他の船なんてどうなのだろう?別にインストラクター的なべったりな感じは要らないけど、最低限なことは教えてもらえるところじゃないと…。
港について、自然解散。
午前便の帰りにはあった「暖かいもののサービス」は…無いんかいっw。
船長に「お世話になりました」と挨拶をして…帰る。
「…どこか自販機で暖かいものでも買うか」
…というか、キモチワルイ…2人。寒さで体力がほぼゼロwww。車の中から出るのもキツイ。
特に寒かったのは帰りのぶっ飛ばした時の風…
車の暖房をめいいっぱいにするが、相棒チャンは戻しすぎと低体温でガタガタ震えてる。
まさか「おれもぉぉ」と言うと帰れなくなるのでキモチワルイのを我慢我慢。
インターまですぐについてしまったので、PAでちょっと休んで…
PAなので何も無く、次のSAで降りて暖かいものを…と「寒すぎて気持ち悪くなる、ダメ」と。
途中でスーパー銭湯でも…とは思ったが、通り沿いにはなく。
結果的に自宅付近まで帰ってきて…なんとか食欲は少し回復。
部屋に戻ってお風呂を入れて…私もやっとダウン。
相棒チャンは「もう釣りはいきません」宣言。
…あらら^-^;; まぁそうだよねぇ。
まぁ私も、これじゃ船はもういいや^-^;; こりごり。