気楽な釣り日記

いろんな趣味があるうちのつりの部分だけを特化させたブログ…のつもり

かっとう鉤にかっとう

上から読んでも


「かっとうはりにかっとう」


下から読んでも…関係ありませんが。


かっとう針の自作をしたく、あれこれやってみた。



ばら針を買ってきて、後でグルグルで接着剤でつければいい…だとう?!


最初は適当な古いPEをもってきて、ハリにぐるぐる巻くが、うまくいかない。まず押さえてられないのと、テンションがうまくかからず締まりが悪い。


そうか…そうか。


と、前に買ったロッドメイク用のやつを出してきて…締め上げるが、やっぱり締まりが悪い?
ならばと…


かっとう針用の糸というのを。


ボビンの形状って違うかな?
富士専用品かなこれ?


テンションをかける器具を考え直すのはだるいのでよく調べて?推理して…。


富士のガイドのラインと同じ売り文句(ラインが平らになるなど)で、画像で見る限り多分同じボビン。で、容量がガイド100のカットウ50mなので太さが違うのだろう。


予想で購入して的中。
確かに富士のものと同じだけど…やりにくさは変わらなかった。


中通しにしたくて保護チューブをいれるのだが、どうも慣れない。お嫁ちゃんに手伝ってもらうのだが、接着剤でベタベタになったり…んーんー。
果たしてこのチューブが悪いんだろか?位置も定まらないし…




そこて、ふと思い出した。


船長から買ったカットウ針。
中通しのところがスプリングだったと思う。


何か意図があるのだろうか?。


とあるメーカーのはパイプのように見える。
真鍮か?でも真鍮だと重いかな?
バネ…ネェ。
検索していくと、確かにメーカー品でも中がスプリングになっててハンダ付してあるのが存在する。
保護チューブより、熱の問題かなぁ…なんて考えてて、スプリングを探すが見つからない…
そんな規格あるのだろうか?
昔、バネに関しては車の部品でだいぶ探したものだけど…工業用品ではなかなか見つからず。


って、みつけた。


模型用で、あった。



外径1ミリ、線形0.2ミリなので、0.6ミリ。
理論上約12号まで通るはず。
実際使うのは3号、4号くらいで、0.33なのでまぁまぁ。ただ、糸通しが老眼にはキツイな。


さてこれで組み直そうかとしたら…
有力な情報が。


なんとなくヤフオクの広告を見てたら、自作釣具屋さんが、2本針を被せてクロスさせ、インシュロックで固定…というのを見た。


あーーーね。
これを見て、肩の荷がスゥッと降りた。
これでいいんだもんね。


ついつい「こうじゃなきゃいけない!」と頭ごなしになる…反省。


そこからの足がかりで調べてみると、老舗の針屋さんの鮎針が刺さりもよく、結んだ感じもいいという話。



なるほど。これなら十字でも簡単だよなぁ。
価格もリーズナブル…と、取り寄せ。
…先駆者に感謝感謝。


針同士を被せようとしたら…バキッ?
あれ?もう一本…パキッ。



これ、ループになってるとこ、焼き入れの関係なのか無理に曲げようとすると折れるわ。


それはおいといて、も。
2本の針を120度になるように…も、まがんない。
あれれ?!とよく先人の人のブログをみたら、2本沿った軸のとこをラジペンで握って曲げてた。
なるほど、不思議とこれなら曲がる。
多少グリグリっと軸をバタバタさせた方が曲がる。


で、これに、一本だけの針を載せて糸で縛り、接着剤を乗せる。なるほどね。


この針、特に一本針のほう、軸の胴(腹)と呼ばれる場所が平打ちされていて、まぁ簡単に言えば内側が平たくなってるからのよう。


確かにカン付きの3本フックはこれは楽だ。


試しに90度ほど曲げて、4本針に。
上はゴム菅、下はインシュロックの細いので締め上げ、接着剤で固定…これ、簡単だわ。いずれにしても、二つのカンにラインを通せばいいのだし、インシュロックを引きちぎるのはまず無理。



被せの方法は、ワンサイズ大きいのを被せてクロスさせてるのかな?。そんな気もします。


でもって私的には、ステンの針金を巻き…
そのあとハンダ。で、水でよく洗い流す。
簡単にできるわ…この組み合わせ。


本当は鉄にステンという方法は実はうまくなく。
異種金属接触腐食、電食とか電蝕とか言われますが、錆びて朽ちてきます。


防錆はメッキではなく、黒染めかブルーイングとかかなにか。簡単に言えばピストルの黒いのとか。
メッキだと針先がなまるからやらないんでしょうね。
ダ⚪︎ワのサイトにもありますが、メッキで先が丸くなるくらいなら…という意味と、皮膜でコーティングされるので刺さりがいい、ということですね。
まぁ皮膜に関しては車のワックスと同じ理屈で、抵抗がなくさっくり、と言いたいのでしょうが、それがどれくらいの耐久がある皮膜を形成できるかの問題。この辺はあんまり…だし我々は刺さればいいので、鉄だからこそ刺さりが良い…メッキより針先がなまらない、という、解釈でよさげ。


また、ある程度錆びてくれるのは、確かに精神的にも助かります。早めに錆びて朽ちてくれれば、海中にいつまでも残ってて、誰かを傷つけたりする確率も減ります。鉄は本当は自然に優しい材質です。


で。よく考えると、かっとう針なんて刺さりが命ですから本当は数回で使い捨て、または研いで使うことになる。サビで気になるなら…調べたらフッ素系の油を使用する人もいるようだけど、フッ素もシリコンも、工場を離れたあとでの加工は出来ませんし、出来ても浸透?くらいなもの。そもそも我々の釣りには大差ないので、CRC556でもかけておけばいいと思ってます。


これで一個100円以下です。
もう針に関してはしばらく買う必要もないので、釣りに行く精神面では相当楽になります。

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